こんにちは。
前回の記事では、「月1,000円の配当金をもらうにはどれくらいの資産が必要か」を計算してみました。
計算してみると、思ったより現実的だと感じた方もいれば、「意外とお金が必要なんだな」と感じた方もいるかもしれません。
では次に考えたいのが、
「どの銘柄を買えばいいのか?」
という問題です。
高配当株投資を始めると、多くの人が最初に配当利回りだけを見てしまいます。実は私もそうでした。
しかし投資を続ける中で、「利回りが高い=良い銘柄」ではないことが分かってきました。
今回は、私が高配当株を選ぶときに見ているポイントを初心者向けに紹介したいと思います。
配当利回り3.5%以上は欲しい、という目安
まず私が銘柄を探すとき、最初のフィルターとして見ているのが配当利回りです。
現在の日本株市場を見ると、配当利回りはおおよそ以下のようなイメージです。
- 2%未満:やや低め
- 2~3%:平均的
- 3~4%:高配当株
- 5%以上:かなり高配当
私自身は、
「できれば3.5%以上」
を一つの目安にしています。
なぜなら、配当金を積み上げるスピードが違うからです。
例えば100万円投資した場合、
- 利回り2% → 年2万円
- 利回り3.5% → 年3万5千円
- 利回り4% → 年4万円
になります。
同じ100万円でも受け取れる配当金は大きく変わります。
ただし、ここで勘違いしてはいけません。
利回りはあくまで「入口」であり、「答え」ではないのです。
でも利回りだけでは危ない
高配当株を探していると、
「利回り6%」
「利回り7%」
という魅力的な数字を見かけることがあります。
初心者の頃は、
「配当が多いなら絶対お得じゃないか」
と思っていました。
しかし実際はそう単純ではありません。
例えば、株価が大きく下落すると利回りは高く見えます。
本来1,000円だった株価が500円まで下落した場合、配当金が同じなら利回りは2倍になります。
つまり、
利回りが高い理由が「優良企業だから」ではなく、「株価が下がったから」かもしれない
のです。
さらに業績悪化によって将来の配当金が減らされる「減配」というリスクもあります。
高配当株投資で大切なのは、
「今の配当」ではなく、
「これからも配当を出し続けられるか」
を見ることです。
見るべきは売上、利益、営業利益
では何を見ればいいのでしょうか。
初心者の方にまずおすすめしたいのは、
- 売上高
- 純利益
- 営業利益
の3つです。
売上高は会社の規模や成長を表します。
利益は最終的にどれだけ稼げたかを表します。
そして私が特に重視しているのが営業利益です。
営業利益は本業で稼ぐ力を示しています。
例えば一時的に資産を売却して利益が出ても、それだけでは将来の配当は期待できません。
長期投資では、
「本業でしっかり利益を出している会社か」
を確認することが大切です。
最近数年間の業績推移を見て、
売上や利益が右肩上がりなら好印象です。
逆に減少傾向が続いている企業は慎重に見ています。
財務が弱い企業は長く持ちにくい
高配当株投資は数年ではなく、10年、20年と続ける可能性があります。
そのため財務状況も重要です。
私がよく確認しているのは、
自己資本比率
です。
簡単に言えば、
「会社がどれくらい借金に頼らず経営しているか」
を示す数字です。
もちろん業種によって違いはありますが、
- 50%以上なら比較的安心
- 30%以下なら注意
というイメージで見ています。
どれだけ配当利回りが魅力的でも、財務が不安定だと景気後退時に減配される可能性があります。
高配当株投資は派手さよりも安定感が大切です。
私は「長く生き残れる企業か」という視点を意識しています。
株価の上昇・下落トレンドにも注意
配当投資だからといって、株価を全く見なくていいわけではありません。
例えば、
- 何年も右肩下がり
- 業績悪化が続いている
- 市場から評価されていない
という銘柄は注意が必要です。
配当金が年間3万円もらえても、株価が毎年10万円ずつ下がっていたら意味がありません。
もちろん短期的な値動きを気にする必要はありません。
しかし長期トレンドは確認したいところです。
私は購入前に最低でも過去3~5年程度のチャートを見て、
「なぜ上がったのか」
「なぜ下がったのか」
を調べるようにしています。
「今高いから買う」ではなく「なぜ高いのか」を見る
投資を始めた頃の私は、
「最近上がっている株だから良さそう」
と考えていました。
しかし今は逆です。
株価そのものよりも、
「なぜその価格になっているのか」
を重視しています。
業績が伸びているから高いのか。
将来性が期待されているから高いのか。
それとも一時的な人気なのか。
理由を考えることで、投資判断の精度は大きく変わります。
株価は結果であり、原因ではありません。
企業の中身を見る習慣をつけることが大切だと思っています。
私の銘柄選びの基準まとめ
最後に、私が高配当株を探すときの基準をまとめます。
- 配当利回り3.5%以上を目安にする
- 売上や利益が安定している
- 営業利益がしっかり出ている
- 自己資本比率が高い
- 長期的な株価トレンドが極端に悪くない
- 配当を継続できそうな企業を選ぶ
もちろん完璧な企業は存在しません。
大切なのは、一つの数字だけで判断しないことです。
高配当株投資は、「高い配当をもらうゲーム」ではなく、「良い企業を長く保有する投資」だと私は考えています。
次回は、配当金を受け取るために知っておきたい「権利確定日」や「いつ買えば配当金がもらえるのか」について、初心者向けに分かりやすく解説したいと思います。
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