こんにちは。
ここまでのシリーズでは、
- なぜ配当金を目指すのか
- 月1,000円の配当金に必要な資産
- 銘柄の選び方
- 配当金の受け取り方
- 1株投資の楽しみ方
についてお話してきました。
そして今回が「個別株・配当金編」の締めくくりです。
実際に投資を始めると、多くの人が次にぶつかる壁があります。
それが、
「結局どの銘柄を買えばいいの?」
という問題です。
そんなときに役立つのが投資家の定番本、
四季報(しきほう)
です。
名前だけ聞くと難しそうですが、実は初心者でも使えます。
私自身、最初は数字だらけで何が書いてあるのか分かりませんでした。
しかし見方を覚えると、企業の状況や将来性が少しずつ見えるようになります。
今回は、四季報の全部を読むのではなく、
「まずここだけ見ればOK」
というポイントを紹介したいと思います。
四季報は難しそうで、実は投資の地図
四季報を初めて開くと、多くの人がこう思います。
「文字が小さい…」
「数字だらけで分からない…」
「プロ向けの本じゃないの?」
私も同じでした。
しかし今では、
四季報は投資の地図
だと思っています。
旅行に行くときに地図があると安心なように、投資でも企業の情報がまとまった地図があると判断しやすくなります。
もちろん最初から全部読む必要はありません。
むしろ全部読もうとすると挫折します。
大切なのは、
「どこを見るか」
です。
見る場所を絞れば、初心者でも十分活用できます。
まず見るべきは売上・利益・配当
四季報で最初に見るべき項目は3つだけです。
- 売上高
- 利益
- 配当金
です。
売上高は企業の規模や成長性を表します。
利益はどれだけ稼いでいるかを示します。
そして配当金は、株主への還元状況を見ることができます。
私が特に気にしているのは、
「数年間の推移」
です。
例えば、
- 売上が増えている
- 利益が増えている
- 配当金が増えている
という企業は好印象です。
逆に数字が右肩下がりなら慎重に見ます。
高配当株投資では、今の利回りよりも、
「今後も配当を出し続けられるか」
が大切だからです。
コメント欄にヒントがある
四季報で私が一番好きなのは、
実は数字ではありません。
コメント欄です。
短い文章ですが、
- 好調
- 増益
- 苦戦
- 回復
- 減速
など、企業の状況がコンパクトにまとめられています。
例えば、
「半導体向け好調」
と書かれていれば、その業界が盛り上がっていることが分かります。
逆に、
「原材料高が重荷」
とあれば、利益が圧迫されている可能性があります。
初心者のうちは数字を細かく分析するより、
まずコメント欄を読むだけでも十分勉強になります。
四季報を読むというより、
企業の近況報告を読む感覚です。
四季報で経済の流れが少し見える
四季報を読み続けていると、面白いことがあります。
それは、
経済ニュースが分かりやすくなる
ことです。
例えば、
- 半導体関連が好調
- 建設業界が活況
- 銀行の業績改善
- インバウンド需要増加
といった流れが見えてきます。
最初は一社だけ見ていたはずなのに、
いつの間にか業界全体を見るようになります。
さらに、
「この業界は今伸びているんだな」
という感覚も身についてきます。
投資を続けると、自然と経済に興味が出てくるのも面白いところです。
月ごとの配当を意識すると戦略が立てやすい
高配当株投資を始めると、
次に考えたくなるのが、
「いつ配当金がもらえるのか」
です。
例えば、
- 3月権利確定
- 6月配当金入金
という企業が多くあります。
しかし企業によって権利確定月は異なります。
そのため、
- 3月
- 6月
- 9月
- 12月
だけでなく、
1月や2月、7月などに権利確定する企業もあります。
これを意識すると、
年間を通して配当金が入る仕組みを作ることも可能になります。
私はこれを勝手に
「配当カレンダー作戦」
と呼んでいます。
毎月どこかの企業から配当金が入ると、投資を続けるモチベーションにもなります。
1月〜12月の配当カレンダーへつなげる
ここまでのシリーズで、
高配当株投資の基本は一通りお話してきました。
- なぜ配当金を目指すのか
- どれくらい資産が必要か
- 銘柄をどう選ぶか
- 配当金をどう受け取るか
- 少額投資の楽しみ方
- 四季報の活用方法
これで準備は完了です。
次にやりたいのは、
実際の銘柄探し
です。
権利確定月ごとに銘柄を見ていくと、
「今月はどんな企業があるかな?」
という楽しみ方ができます。
また、配当金を年間を通して受け取るための設計もしやすくなります。
まとめ
四季報は最初こそ難しく見えますが、全部を理解する必要はありません。
まずは、
- 売上
- 利益
- 配当
- コメント欄
この4つを見るだけでも十分です。
そして四季報を通して企業を知ると、投資は単なるお金儲けではなく、「企業を知る楽しみ」に変わっていきます。
これで「個別株・配当金編」はひとまず完結です。
次回からは新シリーズとして、
「月別配当株研究所」
をスタートしたいと思います。
まずは1月権利確定銘柄から、一緒に配当カレンダーを作っていきましょう。
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